のぼり旗のコレって何?

 のぼり旗の「ポンジ」って何?

ポンジとは

  • 「ポンジ」とは、ポリエステル100%で織られた化学繊維のことで、「テトロンポンジ」が正式名称です。
  • 「テトロン」とは、繊維会社の東レと帝人が共同で開発したポリエステル繊維の商標です。
  • 織り方は平織りで、糸の太さは75×75デニールと細いのが特徴です。 

ポンジの特徴

  • 軽量で薄い:
    • 糸が細いため、非常に軽量で薄く、風になびきやすいという特徴があります。
    • これにより、のぼり旗が風を受けてはためき、遠くからの視認性を高めます。
  • 裏抜けが良い:
    • 生地が薄いため、印刷したインクが裏側にもしっかりと浸透し、裏側からもデザインがはっきりと見えます。(若干表側より白っぽく見えます)
    • これにより、両面からの視認性を確保できます。
  • 印刷適性が高い:
    • インクとの相性が良く、鮮やかで美しい印刷が可能です。
    • 細かいデザインや写真なども綺麗に表現できます。
  • 比較的安価:
    • 他の生地に比べて比較的安価なため、コストを抑えてのぼり旗を製作できます。

ポンジのデメリット 

  • 耐久性が低い:
    • 薄いため、他の生地に比べて耐久性が低いというデメリットがあります。
    • 屋外での使用では、通常2から3ヶ月程度が交換の目安となります。

 ポンジの用途

  • のぼり旗
  • 応援旗
  • 販促用旗
  • タペストリー
  • その他、屋内外の装飾

他の生地との比較

 のぼり旗に使われる生地には、ポンジ以外にも以下のようなものがあります。

  • トロピカル:
    • ポンジよりも厚手で丈夫な生地(ポリエステル)です。
  • トロマット:
    • トロピカルよりもさらに厚手で丈夫な生地(ポリエステル)です。
    • 耐久性が高く、ある程度長期間の使用にも適しています。

ポンジは、軽量で薄く、裏抜けが良いという特徴を持つ、のぼり旗に最適な生地です。耐久性は低いものの、比較的安価で、多くの場所で活用されています。

 

 のぼり旗の「片面印刷」って何?

片面印刷とは

のぼり旗の片面印刷とは、生地の片面だけにデザインを印刷する方法です。一般的なのぼり旗のほとんどは片面印刷で制作されています。

片面印刷のメリット

  • コストを抑えられる:
    • 両面印刷に比べて、制作コストを抑えることができます。
  • 軽量で風になびきやすい:
    • 生地が薄いため、軽量で風になびきやすく、遠くからの視認性を高めることができます。
  • 裏抜け効果:
    • 一般的なのぼり旗の生地であるポンジは薄いため、片面印刷でもインクが裏側まで染み込み、裏面にもデザインが反転した状態で表示されます。これを「裏抜け」と呼びます。そのため、片面印刷でも両面からの視認性を確保できます。

片面印刷のデメリット

  • 裏面は反転したデザインになる:
    • 裏面はあくまで裏抜けによる表示のため、デザインが反転します。そのため、文字やロゴなど、正確な表示が必要な場合は注意が必要です。
  • 色の鮮やかさは表面に劣る:
    • 裏面はインクの染み込みによる表示のため、表面に比べて色の鮮やかさが劣ります。

片面印刷の注意点

  • 生地の選択:
    • 生地の種類によって裏抜け効果が異なるため、用途に合わせて適切な生地を選択することが重要です。薄めの生地(ポンジ)での製作が多いです。

 

 

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